なぜ、タクシーはプロパンガスを使う?
ガソリンスタンドでタクシーを見かけることがほとんどないですよね。
それは、そもそも燃料にガソリンを使用していないからです。
ほとんどのタクシーの燃料として使われているのは、プロパンガスです。
では、なぜタクシーは、ガソリンではなくプロパンガスを使っているのでしょうか?
また、プロパンガスを積んだまま走っていて、事故を起こしたときに爆発などの危険性はないのでしょうか?
一般的にはどうしても、「プロパンガスは爆発しやすい」というイメージがあります。
ましてやお客さんが座る後部座席のすぐ後ろにガスボンベがあるわけですからタクシーに乗ることを躊躇するかも知れません。
しかし、タクシーに取り付けられているガスボンベは衝撃に耐えるように強化されていて、プロパンガスは気化しなければ爆発しませんので、そう簡単に爆発するものではありません。
空気と混ざり合うことのないボンベの中のプロパンガスが、衝撃などを受けることによって突然爆発をするということは基本的にありません。
もしタクシーが追突事故を起こして爆発を起こしたりしたら大ニュースになるはずですが、そんなニュースを聞いたことがありません。
プロパンガスのメリットとしては
・ガソリンと比べて燃料費が圧倒的に安い
タクシーがプロパンガスを使っている一番の理由は、燃料費が安いことです。
・二酸化炭素の排出量が少なく環境にやさしい
プロパンガスを使って走る車の特徴として、排気ガスがクリーンで環境にやさしいことです。
ガソリンの二酸化炭素の排出量を100とした場合、プロパンガスの排出量は85ほどと言われ
地球の温暖化防止に役立っているということになります。
でもこれはタクシー会社が地球環境を意識してプロパンガスを使っているというよりも、
地球の環境問題がクローズアップされるずっと前から、
タクシーはプロパンガスで走っていたわけですから、結果として良かったいうことです。
・プロパンガスの車は盗難防止になる?
おまけにプロパンガスを燃料として使うことのメリットに、車が盗まれにくいという点もあります。
泥棒からしてみれば、一般のガソリンスタンドで給油することのできないことや、
ドアミラーの代わりにフェンダーミラーが取り付けられていたり、
ハンドルの脇にシフトレバーがついているコラムシフトのマニュアル仕様だったり、
私たちが普段乗っている乗用車とは、明らかに使い勝手が違います。
車を盗んでも、うまみのないクルマかも知れません。


